この記事は
・工具・備品の専門用語を知りたい方
・新入社員、異業種からの転職者の方
にオススメの記事です。
目次
工具・備品編
スパナ
ボルトやナットなどを回すことができる工具です。
ボルト・ナットのサイズに合わせたサイズのスパナを用意する必要があります。
早回し、仮締めに適しています。
モンキーレンチ
ボルトやナットなどを回すことができる工具です。
「モンキー」「アジャスタブルレンチ」と呼ばれることもあります。
ウォームと呼ばれる部分をクルクルと回すことで口の部分を好きなサイズに開閉することができます。
スパナのように、各大きさのボルトに合わせたものを用意する必要がないため使い勝手が良いです。ただし、ウォーム部が動きやすいため手で抑えながら使用する必要があります。
メガネレンチ
ボルトやナットなどを回すことができる工具です。
六角部分全面に均等に力が加わるため、ボルトの頭がつぶれにくいです。
そのため本締めに適しています。
コンビネーションレンチ
スパナとメガネレンチが一緒になったものです。
一本で使い分けが可能となっています。
パイプレンチ
パイプのように角がないものを回すことができる工具です。
パイプの形状に合わせて口の大きさを調整して使用します。
はさんで回すことで食いつき力をかけることできます。
六角レンチ
六角穴があいているボルトを回すための工具です。
日常生活でよく目にするのはプラス、マイナスのネジですが
製造業界では六角穴タイプのネジもよく使用されます。
ボール盤
主に穴をあけるための機械です。
あけたい穴のサイズにあったドリルをセットして使用します。
コンタマシン
金属の板材などを切断することができる機械です。
まっすぐに切ることの他に曲線状に切ることも可能です。
(ただし、曲線は少し切るのが難しいです。)
出典:VZ-300/300SA
引用元:https://www.takisawa.co.jp/product/fs/tsl.html
旋盤
主に丸い棒形状の金属を加工できる機械です。(取り付けの工夫次第では丸いもの以外も可能です。)
下図は、汎用旋盤と呼ばれるもので手動で加工を行うものです。
少量ロット、治具、追加工などに向いており汎用性がある加工機です。
出典:株式会社 滝澤鉄工所 ~小型普通 精密旋盤 TSL-550~
引用元:https://www.takisawa.co.jp/product/fs/tsl.html
下図は、自動で加工が行えるNC旋盤と呼ばれる加工機です。
プログラムを入力するだけで同じ動作の加工を行えるため、大量生産に向いています。
いまはこちらが主流です。
出典:株式会社 滝澤鉄工所 ~CNC旋盤 TCC-2100~
引用元:https://www.takisawa.co.jp/product/fs/tsl.html
くわしく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
フライス盤
材料を削ったり・穴加工・溝加工等 さまざまな加工ができる機械です。
出典:株式会社 山崎技研 ~汎用タイプフライス盤~
引用元:https://www.yamasakigiken.co.jp/products/02-html
くわしく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
結束バンド
主に配線を束ねる時に使用されるものです。
「インシュロック」や「タイラップ」と呼ばれることもあります。
(それぞれ別メーカーの商品名です)
長さも様々あり、100均でも購入可能です。
プラスチックハンマー
プラスチック製のハンマーで、プラハンと呼ばれることもあります。
叩く物にキズをつけたくないときに使用します。
例えば固着した部品に軽い衝撃を与えて取り外しやすくしたりする場合や
ピンを打ち込みたいとき等、様々な使用方法があります。
安全靴
靴の先端に硬い材質の保護がある靴です。
重量物を足に落下させてしまっときに、足を守る機能を持っています。
先端の硬い材質はスチール製、樹脂製があります。
スチール製のほうが強度は高いですが樹脂製に比べて重いです。
フォークリフト
重い荷物(荷物を積んだパレット、コンテナ)を運ぶための車両です。
パレットに荷物を積んでひとかたまりにした後、フォークリフトでトラックに搬入・搬出することができます。
パレット
製品を輸送する時に使用する台です。
製品(ダンボール等で梱包したもの)をパレットに積み上げて、輸送用ラップ等で巻きます。
パレットを利用することでフォークリフトで移動・積み込み・荷降ろし等ができるため非常に便利です。
ハンドリフト
パレットを移動させることができるものです。
フォークリフトが入らない場所や、手軽にパレットを動かしたい時に非常に便利です。
油圧でパレットを持ち上げ、持ち手の部分を引いて運ぶことで移動ができます。
まとめ
今回は、工場で使用される主な工具・備品について説明しました。
上記はあくまでも代表的なものを取り上げさせて頂きました。
専門的な仕事になるほど見たことがないような工具が出てきます。
その場合は、先輩社員に使い方を学んでいくことをおすすめします。
初歩の知識として、工具のイメージを持って頂けたら幸いです。