効率化するメリット
細かい無駄を減らしていくことが、作業効率化へとつながります。
一般的な会社の1年間の出勤日数が240日ですが
一日一分でも効率化することで年間240分(4時間)の時間節約になります。
一人あたり年4時間で考えると、従業員50人の会社で計算すると200時間です。
現在の日本の最低賃金が790円(2019/10/01 現在)です。
【 200時間 × 790円 = 15万8千円 】となります。
一日一分効率化するだけでこれだけの金額になります。
これから、どのように効率化を進めていけば良いか説明していきます。
無駄を減らす
移動の無駄
一番簡単にできるのが移動の無駄をなくすことです。具体的には
・作業道具を身の回りに揃えられるものは全て揃える。
→ 道具をいちいち取りにいかなくていいようにする。
・注文状況をよく確認し、倉庫に材料を取りにいく頻度を減らす。
→ 倉庫に行くまでの移動時間を減らす。
などが挙げられます。
会話の無駄
これは、会話をするなという意味ではありません。
会話を円滑に進めるために、話しの順序をしっかり立てるようにしてください。
5W1H(ごだぶりゅーいちえいち)を意識しながら話すことが大切です。
5W1Hとは
・Who(だれが)
・When(いつ)
・Where(どこで)
・What(なにを)
・Why(なぜ)
・How(どのように)
です。
会話がスムーズに進み、無駄なやりとりが少なくなります。
作業の無駄
作業の無駄を失くすため、治具(じぐ)等で効率化を図ります。
※治具とは:製作する製品に合った自前の道具のこと。
自社で用意するか、外注依頼して治具を用意します。
不良品の無駄
不良品を完璧になくすことは現実的に難しいです。
難しいですが、不良0を目指すことが必要です。
不良を出せばその分の【 材料費・加工費・時間 】が失われます。
加えて、客先でのクレームともなればその対応で
多くの時間が使われてしまいます。
不良が発生する原因・対策、不良品が客先へ流れてしまう原因・対策を
しっかりと考えていく必要があります。
大事なこと
作業効率化で一番大事なことは、常に考えることです。
製造ラインの仕事をしているとこの工程はもっと改善できるのではないか?
これはなくすことができるのではないか?
と考えていくことが大事です。
実際考えたことを 上司 や 他部署 に相談して効率化を進めていきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。